最近話題の「FIRE」について徹底解説！

2022年7月10日

FIREとは

FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略称で、日本語にすると「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。

一般的に、早期に会社を退職し、経済的に自立した状態の生活を送ることがFIREの目的とされていて、仕事や会社に縛られずより自由な生き方を手にしたい人のための手段の1つとして存在しています。

難しいイメージや手の届かない所にあるものと思ってしまうかもしれませんが、実際にやっていることはとてもシンプルで、誰もが目指すことができる考え方です。

これまで早期リタイアという考え方はありましたが、FIREが通常の早期リタイアと異なるのは、収入を得ながらのリタイアを目指すという点です。

一般的に、早期リタイアと言うと、仕事をしていた時期に貯蓄したお金で余生を送るというイメージを持たれますが、FIREの場合は貯蓄で生活するのではなく、資産運用によって収入を得ながらのリタイアとなります。

FIREでは、一般的に「4%ルール」という考え方の元、早期リタイアを目指します。

これは、1年の支出を資産の4%以内に納めることで、資産を減らさずに生活できるというルールです。

例外もありますが、年4%で資産を運用することで資産を減らさずに早期リタイアを実現することができます。

例えば、1年間の支出が400万円であれば、資産が1億円あれば4%ルールをクリアできるということになりますね。

サイドFIREとは、リタイア後に完全に働くことをやめるのではなく、副業やスモールビジネスで一定の収入を確保し、資産運用で賄えない出費をカバーするという考え方です。

上記にご紹介した通り、4%ルールを実現するためには年間支出の25倍もの資産を用意しなければならず、簡単に実現することはできません。

しかし、サイドFIREであれば、副業を通して一定の収入を確保できるため、もっと少ない資産でFIREを実現することができます。

ここで、副業し続けるのであればFIREしなくても変わらないのでは？と思う方もいるかもしれませんが、サイドFIREの副業やスモールビジネスについては、下記のポイントで選ぶことが重要です。

会社員として働いていた時より収入が減るかもしれませんが、より精神的にも時間的にも自由に働けるようなことを見つけることが大切です。

完全FIREにしろ、サイドFIREにしろ、しっかりと準備をしておくことが重要です。

特にサイドFIREの場合は、思い立ってすぐに実現することが難しいです。

数年規模のスパンでFIREを実現するための準備を進めておくことで、思い立ったタイミングですぐに動くことができるようになります。

具体的には、下記のような準備を進めておくといいでしょう。

上記のような準備はFIREを目指す方はもちろん、そうでない方も資産管理という観点でとても大切なので、取り組んでおくことをおすすめします。

FIREで最も重要なのは資産運用ですが、一口に資産運用と言っても実際には様々な形があります。

この中でも、株式投資や投資信託を選択する方の数は多く、基本的に一か八かの投資というよりは、安定性を重視した投資先を選択する事が必要です。

年間で4%の運用益を達成することが目的なので、なるべくリスクを抑えてそれを実現するための方法を選択することが重要ですが、その観点からも株式投資や投資信託というのは相性がいいと言われています。