ETFは簡単にインデックス投資・分散投資を行うことができることから、資産運用初心者の方にも人気の商品です。
一言でETFと言っても様々な種類があり、対象にしている地域や市場も異なります。
この記事では、投資初心者の方にもおすすめの人気のETFをご紹介しています。
ETFとは
ETF(上場投資信託)は、投資信託と同様に運用会社が個人投資家の代わりに資産を運用してくれる商品で、その運用成果によって投資家が分配金や譲渡益を受け取ることができます。
通常の投資信託と異なるのは、「上場」という名称がある通り、証券会社に口座があれば通常の株式のようにリアルタイムで簡単に取引が可能だという点です。
また運用手数料も投資信託と比べて低い傾向があり、初心者でも手数料を抑えて安定した運用を目指すことが可能です。
日経平均株価やS&P500のような特定の指標と連動を目指すものが多く、1つの銘柄を購入するだけで分散投資を行うことができます。
ETFを選ぶ時のポイント
ETFには様々な種類がありますが、初心者の方は下記のポイントを参考に選ぶことをおすすめします。
- 出来高の多いものを選ぶ
- 信託報酬を抑える
- 分散投資を目指す
出来高の多いETFは流動性が高いため売買を行いやすく、人気が高いETFであることが分かるため、初心者の方にはおすすめです。
インデックス投資を行う場合、基本的にどのETFを選んでも同じように動いたり分配金が支払われるため、信託報酬を抑えることがリターンを増やすことに繋がります。
また、複数のETFを購入することによってさらなる分散投資に繋がり、よりリスクを抑えた資産運用を目指すことができます。
おすすめの海外ETF
VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
VTIは、CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動することを目指して運用されるETFです。
CRSP米国総合指数とは、米国市場の大型株から小型株まで約4,000銘柄をカバーしているもので、このETFを購入するだけで米国株式市場全体に分散投資をしているような形になります。
運用会社 | バンガード社 |
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経費率 | 0.03% |
3年騰落率 | 45.79% |
分配金利回り | 1.46% |
分配金回数/年 | 4回 |
※2022年8月7日現在
SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)
SPYDは、米国S&P500指数の採用銘柄のうち、配当支払いが上位80銘柄に投資することができるETFです。
配当を重視している商品で、他のETFと比べても高配当であるという点が魅力です。
運用会社 | State Street社 |
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経費率 | 0.07% |
3年騰落率 | 27.75% |
分配金利回り | 3.82% |
分配金回数/年 | 4回 |
※2022年8月7日現在
VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
VTは、米国を含む全世界の先進国株式市場及び新興国株式市場を投資対象とするETFです。
これ1本で約50カ国の株式に投資することができ、全世界に投資をしたい場合におすすめです。
運用会社 | バンガード社 |
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経費率 | 0.07% |
3年騰落率 | 31.37% |
分配金利回り | 2.25% |
分配金回数/年 | 4回 |
※2022年8月7日現在
VWO(VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)
VWOは、新興国市場を投資対象とするETFです。
中国や台湾、インド、ブラジルなどが多くを占めていて、これからの成長に期待できる新興国に投資したい場合におすすめです。
運用会社 | バンガード社 |
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経費率 | 0.08% |
3年騰落率 | 9.06% |
分配金利回り | 3.39% |
分配金回数/年 | 4回 |
※2022年8月7日現在
おすすめの国内ETF
NEXT FUNDS 日経225 連動型上場投信(1321)
日経225連動型上場投信は、日経平均株価に連動することを目指して運用されているETFです。
これ1本で日経平均株価の対象銘柄に分散投資を行うことができるので、個人投資家からも高い人気を誇っています。
運用会社 | NEXT FUNDS |
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信託報酬 | 0.198% |
※2022年8月7日現在
NF日経レバレッジETF(1570)
NF日経レバレッジETFは、日経平均株価の約2倍の値動きをする指数に連動することを目指して運用されているETFです。
通常の日経平均に連動するETFと比べ、増える場合も減る場合も2倍の値動きとなっており、レバレッジを効かせた取引が可能となります。
運用会社 | NEXT FUNDS |
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信託報酬 | 0.88% |
※2022年8月7日現在
NF TOPIX連動型投信(1306)
TOPIX連動型投信は、TOPIXに連動することを目指して運用されているETFです。
日経平均株価はプライム市場に上場する225銘柄を対象としているのに対し、TOPIXは原則プライム市場に上場するすべての銘柄を対象としており、より1銘柄の影響を抑えることができるという特徴があります。
運用会社 | NEXT FUNDS |
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信託報酬 | 0.198% |
※2022年8月7日現在
投資信託(ファンド)
最後に、ETFではありませんが同じく人気の投資信託もご紹介しておきます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国大型株で構成され、S&P500に連動することを目指して運用されているインデックスファンドです。
ノーロード投資信託なので、購入時手数料がかからず、初期費用を抑えることができます。
つみたてNISAでも人気の商品で、米国株式を購入したい方におすすめです。
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
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信託報酬 | 0.0968% |
買付手数料 | 0円 |
※2022年8月7日現在
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指して運用されているインデックスファンドです。
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
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信託報酬 | 0.1144% |
買付手数料 | 0円 |
※2022年8月7日現在